さまざまな心理療法を折衷
精神分析療法、論理療法、短期療法、認知行動療法、自律訓練法、家族療法など心理療法を折衷的におこなっています。
下の療法名をクリックすると詳細が表示されます。
精神分析療法
私達の感情や行動は、実は「自分では意識できない心」の影響を大きく受けています。これを「無意識」と呼びます。自分ではコントロールできない「無意識」には、私達の不安や苦しみの原因が隠されていることが多いです。精神分析療法は、「無意識」にアプローチすることで無意識の意識化を目指し、問題の認識をはかります。
論理療法
理論は、現象学で「人間は目で見える世界に住んでいるのではなく、目で見える世界をどう受けとっているか、
その受けとり方の世界に住んでいる」という考え方に立っています。
論理療法のことを別名で「ABC理論」とも言います。
当方の論理療法は、仏教心理学(唯識論)を統合したものを用いています。
短期療法(ブリーフセラピー)
病理や問題というものを、個人を取り巻く環境(家族や友人、識者などの他者を中心とした環境)との
相互作用の中で捉え、その相互作用の変化を促すことを目的とします。
当方でおこなっている短期療法は2パターンあります。
1.個人への短期療法クライアント(問題を訴える人)のみが来談し、その個人を通じてその個人を取り巻く対人システムの変化を狙うもの。
2.家族(又は職場)への短期療法
クライアントを取り巻く家族(職場)成員の一部、又は全員が治療場面に参加し、家族(職場)を含めた対人システムの変化を狙うもの。
認知行動療法
うつ病や不安障害などの精神疾患の他、人が悩みや問題を抱える時、その人がどのような価値観や思い込みを持っているかが大きく関係しています。悩みや問題の背景について、相談者が現実的ではない極端な考え方や間違ったものの見方(認知)をもっていることが多いです。このような視点から心の問題をとらえ、解決していこうとするのが認知行動療法です。(人の悩みが生まれるしくみについて、論理療法の「ABC理論」があります。)
[A:出来事]に対し、[C:結果]があるのは[A]と[C]の間にそれぞれの人がもっている価値観があります。その考え方や価値観が[B:認知]となります。
[B]を修正することにより現実的で、前向きな[C]になれる自分を目指していきます。
また、不安障害とよばれている例、パニック障害や恐怖症、強迫性障害などには、認知へのアプローチだけではなく「行動」へのアプローチをしていきます。
自律訓練法(不安と痛みのコントロール)
自律神経のバランスを整える方法のひとつで、体の面からリラックスする方法です。
(自律神経は脳からの指令を受け、全身の臓器や筋肉の働きを調整する神経のこと)
A.ストレスや緊張が強い状態になると交感神経が高まり疲れてしまう。
B.安静にしている時などは副交換神経が働きリラックスする。
A、Bのバランスが大切で、自分の体に暗示をかける(自己催眠のようなもの)ことでそのバランスをとっていく。
家族療法
もともとは「一般システム理論」(理論生物学者ベルタランフィ.L)をカウンセリングに取り入れて応用、発展した技法で、家族を一つのまとまりをもったシステムとみなし、家族全体を治療目的とします。
症状や問題を出している人はIPと呼ばれ、家族システムの病理を代表して「患者の役割を担う人」とみなされます。
この考え方では、個人が示している症状は家族全体がうまく機能していないことを表すサインだととらえて、家族のあり方そのものへの働きかけをします。
マインドフルネスをとり入れたカウンセリング
物事を良い、わるいで価値判断するのではなく「ありのままに感じること」で豊かな気づきを得ます。
もともと、ヨガや瞑想から発展したもので、宗教色を取り去った純粋な心理的技法として確立したものです。
科学的にもその効果が立証され医学的な治療にも採り入れられています。
うつや不安、イライラ、怒りにも非常に効果的であることが裏付けられる技法です。
2つのコースから選べます
相談内容や目的に合わせて「心理カウンセリング」と「心理コンサルティング」の2つのコースからお選びいただけます。
それぞれの + 詳しい説明 をクリックすると詳細が表示されます。
心理カウンセリング
ストレスを溜めたり、心の病気、生きづらさ…などで苦しんでいる、また悩んでいる方へのアプローチを行います。心の内側の葛藤に焦点を当ててアプローチし、苦しみや病気を改善していくまたはやわらげていきます。
心理コンサルティング
起きている問題を、解決の方向にいくために、具体的なアドバイスや解決方法(または人材を活かすためには等)、どんなことが最善なのかを「人間の心理」に焦点を当ててアプローチしていきます。